日蓮宗

池上 本門寺

大本山


【 境 内 案 内 図 】



池上本門寺は日蓮宗の大本山の一つで、東京都大田区池上本町の小高い丘にあります。 寺院となった時期は明らかではありませんが、領主の池上宗仲が寄進した屋敷を日朗が寺院化したのが始まりと考えられています。

その広い寺域には、大堂を初めとして多くのお堂や建物があります。 昭和20年の戦災で総門、経蔵、五重塔、宝塔を残して焼失しましたが、その後順次復興されました。

西隣には、日蓮聖人が入滅された本行寺もあります。また北側には池上梅園や松濤園(非公開ですが隣の朗峰会館から見えます)、東側には本門寺公園等があります。

周辺は樹木も多く、墓地には著名人の墓碑も数多くありますので、歴史を偲びながら参詣や散策等が出来ます。





【総門】

【山門仁王門】
総門は、昭和20年の戦災でも焼け残りました。「本門寺」の扁額は、本阿弥光悦の書を彫刻したものです。(精巧な複製品)





此経難持坂を上がり切ると仁王門があります。
両側には、仁王像があります。










【石段】

【五重塔】
総門をくぐると正面には急な石段があります。これは加藤清正により造られたものです。法華経の偈文の字数に因んで96段あり、此経難持坂と言われています。 昭和20年の戦災にも焼け残った貴重な建造物で、国の重要文化財に指定されています。1607年に建てられ、高さは、31.8メートルあります。解体修理中で、完成は平成13年12月頃の予定です。






















【大堂】





此経難持坂を上がると仁王門を通して、境内の中央に大堂が見えます。ご本尊は日蓮聖人座像(1288年)で、その左右に日朗聖人座像と日輪聖人座像が安置されています。



【本殿】

【経蔵】

【鐘楼】
お釈迦様と法華経を説いている菩薩(4人)が安置されています。 昭和20年の戦災にも焼け残りました。1784年に再建され、お経が納められていました。現在お経は、大堂に
保管されています。
戦災で焼けましたが、昭和44年に再建されました。亀裂の生じた梵鐘は、側にあります。

【宝塔】 【日朝堂】 【長栄堂】
昭和20年の戦災で焼け残りました。1828年に再建され、法華宝塔として貴重なものです。都の有形文化財 日朝聖人が眼病になられた時に精進して快癒された事から、眼病祈願のお堂として日朝聖人のご尊像が安置されています。 本門寺の守護神の長栄大威徳天が奉安されています。