六所神社 善養寺
六所神社 善養寺


地図

上野毛駅の南、環状八号線と第三京浜の交わる近くに玉川野毛公園があります。 公園の中には野毛大塚古墳があり、ここから多摩川に向かう坂の上に、六所神社と善養寺があります。  
坂を下り多摩川に沿って歩くと、緑こい斜面がつづいています。 この斜面は国分寺崖線とよばれ、のどかだった村は町に、高台は住宅地に変貌しています。

それではこの近くの由緒ある六所神社と、善養寺をご案内しましょう。



六所神社

本殿
本殿

           

多摩川を望む高台に六所神社の大きな鳥居があります。  六所神社の由来は、大昔多摩川が大洪水のとき、新木のみこし(神体入り)が漂着し、調べたところ府中六所神社(現在の大國魂神社)の三宮とわかり、上野毛の鎮守として祀ることになりました。
本殿は多摩川に向かって建てられ、明治31年に現在地に移されました。
ここは八幡神社のあったところで、この時村内にあった天祖神社・山際神社・日枝神社・北野神社・六所神社と合祀されました。



水神
水神様

広い境内には正面に社殿、左手に神楽殿そして水神様の社があります。  昔多摩川が大洪水を起こしたときに、流れ着いた石が祀ってあり、水を意味する梵字が書かれています。
水神祭は四年に一度、七月の第三日曜日に行われます。その日は御輿が町中をねりあるき、その後多摩川の河原でおはらいをして御輿ごと川にとびこ込むそうです。

出を待つ大人の御輿 練り歩く子供の御輿

九月二十三日には秋祭りが行われ、この日もおとな御輿や子供御輿がかつがれ、ふだん静かな境内に出店もでてにぎわいます。



善養寺

本堂
本堂

丸子川の赤い橋をわたって本堂への階段をのぼると、両脇に一対の海駝が座っています、これは架空のけもので火除けの神といわれます。
この影光山仏性院善養寺は、真言宗智山派総本山智積院の末寺で、江戸時代のはじめ祐栄大阿闍梨によって開かれました。
本尊は大日如来で、本堂は奈良の唐招提寺金堂を模してつくられ、一対の鴟尾(しび)があがった瓦葺き、寄せ棟づくりの屋根のある見事な物です。



海駝

境内には樹齢700年ともいわれ、都の天然記念物に指定されたカヤの木があり、高さ23メートル幹囲5.3メートルの大木が、大きく四方に枝をひろげて、寺のシンボルになっています。  カヤの木は秋にたくさんの実を付けます、実は炒って中の種子が食べられます。  
また大書院の玄関廊下には、樹齢千年の大楠一枚板の縁甲板が張り付けられています。  お参りする人は香の粉を手にうけて体を清めてから、寺宝の五鈷杵(ごこしょ)に額をつけると、御利益があると言われています。
平成11年に中興400年慶賛記念の、梵鐘堂が建立されました。 梵鐘の大きさ直径90センチ、高さ180センチ、重さ1トン重厚な梵鐘です。 
 


新装なった鐘楼 カヤの木の実



担当
マリー